1. |
帰郷
01:43
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崩壊前夜 塔が倒れている
夢を見た 再生は止まった 暗示している
雨の日の言葉 過信していた
卑怯さを覆す言葉を俺は知らなかった
必要以上に求めて
見苦しいほどこれは本心
幻想に依存し 剥落した自尊心
見下ろして笑えない 怯えて竦んでいた
偽りの言葉で騙し騙し歩いてきた
去り際に残した諦めの憂いが
国道をなぞって売れ残っていたね
回らない時計台
そこに誰もいないのか
戻らない時間を
また見つめている
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2. |
孤絶した疾患者
01:35
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見失い別れたこの先の長さに
途方に暮れて明日に見送る
何一つ変わらない静かな流れ
身を任せ浮かぶには少し寒すぎて
拒絶して拒絶して次第に失った
自壊した足跡またすれ違うのか
一種の共感は私を刺した
平然を装い記憶なくした
押しつけられた極限の線
求めるのならどこまでもなく
何の為にとまた繰り返す同じ場所で
言葉にされ気づいた
分け合えないひとつの同じ時間を
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3. |
雪の島
02:04
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終極 旅の終わり
あと少しで何かが満たされるはずだ
弱い煙は対岸へと
居場所のない夕刻の後悔
主題は未だ見つからないまま
一方の選択は感じやすい自分を殺し続けた
意識の中で寄りかかるものがなくて
午後早くに水に沈んだ
今夜同じくらいの
少し重いくらいの苦痛を皆に
いつしか互いの性質の異なった
存在であることを知り
深層にあったのは逃げ出したい意識
灰色に染まった 埠頭では誰かが抱き合う
隠したがる時代だ
これからまた冬が始まる
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